
「幻惑の・・・」と聞いて「ブロードウェイ!」という方・・・ピーター・ガブリエル氏 在籍時の ジェネシス ファンですね(笑)。
でも、ここは ちょっと違って・・・静岡県藤枝市のAO邸 吹抜部の1シーンです。
1階リビングルームに巻きつくような階段・・・その中央にある吹抜空間をポリカーボネート中空板に包み込んだ情景です。
カーポートの屋根などに使用されるポリカーボネート板は 弾性強度があり、また 割れて飛散しないことから 安全性の面からも内装建材として利用されるようになってきました。
その中でも、中空板は軽やかさとともに視覚的な面白さも あいまって、人気の素材です。
今回は、旭硝子さんの「ツインカーボ」を用いました。
木製建具として作られているため開閉でき、2階からの外気の取り入れも可能です。
トップライトに こだわらず、階段部のハイサイドライトを介して光を取り入れる このヴォイド(吹抜)は、光の筒・風の筒として 今日も空間の豊かさを演出していることでしょう。
「吹抜は欲しい・・・けど、冷暖房環境も大切だし・・・」と お考えの方へ・・・この手法 使えるかもしれませんね。